加川良ストーリー

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90年代の加川良、その哲学的な深さに迫る

加川良さんは、70年代初めに登場したフォークシンガーですが、90年代には新境地の哲学的なやさしさで、美しい歌がたくさんあります。シンガー・ソングライターを目指すあなたは、一度その哲学的な完成度に触れてみるといいと思います。良さんは、70年代、80年代、90年代、2000年代、2010年代それぞれを通して、素敵なアーティストでした。
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吟遊詩人(音楽詩人)加川良さんの「下宿屋」 加川良ストーリー

かつて、シンガー・ソングライターの歌に「語り曲」のものがありました。今回は吟遊詩人の加川良さんの「下宿屋」を紹介します。語り曲には、表現の奥行きのようなものがないといけません。メロディはなくとも言葉だけで聞く人に一つの世界観を想起させる、そんな出来栄えをシンガー・ソングライターを目指す貴方だからこそ味わってほしいものです。
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男と女の関係がどう歌われているか? それが問題!

歌の多くは恋の歌ですが、そこには時代によって男女の関係の在り方が反映されるものです。その時、歌われる恋の内容や男と女の関係の在り方に、多様性の少ない、失恋やありがとうソングばかりで、「十代の恋」調で埋められていることに抵抗を感じます。ここでは、岡本おさみ氏の作詞「リンゴ」と加川良さんの「女の証」にみる、男女の関係性がどう歌われているのか検証します。
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加川良ストーリー1 良さんの魅力をどう伝えるべきか

1970年代のフォークの大御所、加川良さんについての紹介です。スゴいのは決して70年代に終わったひとではなく2017年亡くなる直前まで新しい歌を作り、日本全国を毎年ライブで回られていた吟遊詩人の名にふさわしい生き方をされていたことです。 シンガー・ソングライターの第一人者と言えばピッタリです。
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アルバム「駒沢あたりで」における空間的広がりの表現

歌の空間的広がりについて、「菊田修一」さんの曲で加川良さんの歌う「駒沢あたりで」が今回の参考曲です。この作詞の手法は特殊で、映画のオープニングシーンでカメラが街の様子をパーンするような感じの手法です。そこに映像的な言葉の手法が現れています。