2022-06

メイクドラマ

タイトルが同じ、「秋桜」「コスモス」という歌はたくさんありますが

同じタイトルの別歌というものが、たくさんあります。ここでは「秋桜」(さだまさし)と「コスモス」(加川良)を比べて見ましょう。どちらも名曲です。ですが、その表現の中身は似ても似つかない、しかもいずれもオリジナル性の高い歌です。よくありがちな、普通の歌ではないところに妙味があります。シンガー・ソングライターを目指す人にはいい参考教材になる歌詞です。
加川良ストーリー

男と女の関係がどう歌われているか? それが問題!

歌の多くは恋の歌ですが、そこには時代によって男女の関係の在り方が反映されるものです。その時、歌われる恋の内容や男と女の関係の在り方に、多様性の少ない、失恋やありがとうソングばかりで、「十代の恋」調で埋められていることに抵抗を感じます。ここでは、岡本おさみ氏の作詞「リンゴ」と加川良さんの「女の証」にみる、男女の関係性がどう歌われているのか検証します。
コミックソング

最強のコミックソング「帰って来たヨッパライ」283万枚のセールスをした

京都のアマチュアバンドであったザ・フォーク・クルセダースが、その解散記念に作ったたったの300枚の自主制作アルバムが歴史的な事の発端です。関西ラジオで「帰って来たヨッパライ」が流された翌日に問い合わせが殺到したと言います。その曲のあまりに自由な遊び心が視聴者の興味をそそり、バズってしまったからです。
コーヒーブレイク

「バイバイグットバイサラバイ」「グットタイムミュージック」―「名曲とは?」と問われた時、頭に浮かぶ二つの歌

二つの名曲を紹介します。斎藤哲夫さんの「バイバイグットバイサラバイ」と「グット・タイム・ミュージック」です。メロディ・コーラス・アレンジすべての部分で昔懐かしさと最高の斬新さが合いまったご機嫌なサウンドを聴いて下さい。あなたがもし、この名曲を知らないとしたら、それは人生における大きな損失以外の何物でもありません。
コミックソング

メイクドラマ7「プエルトリコ特急便」西岡恭蔵コミックソング

シンガー・ソングライターを目指す貴方! 歌作りの名曲作りの第一歩は「メイクドラマ」の手法でやってみることです。ここに「プエルトリコ特急便」を紹介します。これは、西岡恭蔵さんとKUROさんのコンビによるものです。その圧倒的でコミカルなストーリー性の妙味を堪能して見てください。
コーヒーブレイク

「曲の新しさ」と「斬新さ」はイコールではない

曲作りは、単に新しいというよりも斬新な歌つくりを目指しましょう。息の長い楽曲は旬の時期が過ぎても、CMやテレビ番組のバックで使用されたり、中にはユーミンの「ひこうき雲」のように何十年も経ってからジブリのアニメ映画のテーマ曲になったりするというような稀なケースも起こります。長く愛されるコツとはどんなものでしょうか?
曲のテーマ性

曲名に「さくら」のつく歌が溢れていることにもの申す

巷には曲名に「さくら」の名入りの歌が無駄にあふれていると思いませんか? 筆者はこの状況に疑問と疑惑を抱いています。それは、日本人のさくら好きの属性をただ利用しているように見えるからです。もっと言えば、そこに付け込んで悪用しているとさえ思えるのです。
メイクドラマ

メイクドラマ6「最後の春休み」ユーミンのスクールデイズソングは意外と多い

ユーミンこと松任谷由実には、意外にスクールデイズソングが多い。青春真っ只中の女の娘の意識や生態の在り方を代弁している部分が大きい。片思いや青く不完全な恋をドラマチックに描くことを得意としている。メイクドラマのための有効なユーミン殺法がここにもある。
シュールな表現

歌の「シュールな表現」についての最初のひとまとめ

歌におけるシュールな表現というものは、どのようなものでしょうか? たくさんのシュールな歌がたくさんある中でも、今回は取りあえず泉谷しげる氏の「翼なき野郎ども」を含む4曲と、ユーミン(松任谷由実)の「時のないホテル」を例として挙げてみました。
放送禁止歌

たくさんの放送禁止歌、諸々考

放送禁止歌という過去の亡霊が、今現在も尚テレビやラジオなど大手メディアの中を意味もなく闊歩している。みなさん、その一つ一つに興味を持って、ユーチューブなどでご覧になってみてはいかがなものでしょうか? そんなものがあったのかと、あらためての気づきがあり、このメディア界の奥が見えてくるかも知れません。