時間的奥行き

時間的奥行き

シンガー・ソングライター、散文的表現の落とし穴

今や、世の中には「散文調の歌」が溢れかえり、まさしくゴミの山となっています。このシンガー・ソングライター作詞入門講座では、その状況分析や問題の解決をどうしていくべきかについて考察しました。あなたはどうですか? まさか「散文調の歌詞に問題を感じていない」という末期的な症状に見舞われてはいませんか。
時間的奥行き

作詞論! ユーミンと松本隆、ミスチルの比較!

歌詞として人々に訴求できる作詞の仕方には法則があり、その第一が映像的なドラマメイクをするという必殺技なのです。私は、それを主にユーミンに学びました。彼女の暗に計算され尽くした殺法は、貴方も学んで取り入れることで飛躍できると思います。さて、これを読み明日から作詞術が変わると思います。
メイクドラマ

ユーミン「ハルジョオン・ヒメジョオン」のスゴさとは? メイクドラマ曲その3

ユーミンこと松任谷由実さんの、歌の素晴らしさは、そのドラマメイクの妙にある。彼女の歌を聞く人には、その映画的な光景がまるで目の前で追っているドラマのように目に浮かぶという技法に長けているのです。そのために、「時間的奥行き」「空間的広がり」の技法が駆使されているのです。
メイクドラマ

メイクドラマ曲 その2 「燃えるキングストン」の場合

名曲を作り出す早道は、ドラマ仕立ての曲を作ることです。ドラマメイクとは歌詞を聞けば映像が浮かぶような言葉を使うということです。別な言い方では、「動き」を含む言葉や、「情景」の浮かぶ言葉など画の伴う言葉を多く使うことです。
メイクドラマ

メイクドラマ曲その1「悲しいほどお天気」【歌の「時間的奥行き表現」について】

ユーミンこと松任谷由実さんの作詞、作曲による「悲しいほどお天気」は優れたドラマメイクの傑作曲である。空間的広がりと時間的奥行きが饒舌に駆使され、ある女性のまるで半生ドラマのような仕上がりとなっている。大学時代に恋人と一緒に志した絵画への道、挫折と別れ、断ち切れない過去への未練と今が饒舌にストーリーメイクされた一曲なのです。
メイクドラマ

最初に考えるべき三つの基準

シンガー・ソングライターを目指しているあなたに、ここでは楽曲の芸術性を決定する三つの基準について解説します。まず第一には、歌の「メイクドラマ」性がどの程度映像的に成立しているのかということが重要です。そしてその他には歌全体に時間的奥行きや空間的広がりというものが、どのように導入されているかで、歌の作品としてのスケールが決まります。