2022-05

表現の自由

貴方がシンガー・ソングライターを目指すならば、
「表現の自由」と「言論の自由」は命とともに大切だ!

シンガー・ソングライターとは表現に命を懸ける人たちです。「表現の自由」と「言論の自由」は当たり前のものとして、日頃あまり意識していないかも知れません。 でも、もしかしてシンガー・ソングライターを目指すあなたは、自由な発想やテーマについて予め避けて通る分野を決め、自由からは程遠い自己規制(自粛)の中にありませんか?
シュールな表現

歌作りにおける【究極の言葉選びとは】

歌作りには「言葉選び」の要素が欠かせません。「究極の言葉を選ぶ」ということは、どんな言葉を選ぶのかということに留まらず、具体的に映像の浮かぶ言葉選びが大切です。それだけでなく「ありきたりではないこと」、ときにはナンセンスなことも武器にすることも効果アリです。
メイクドラマ

メイクドラマ5 ユーミンの「いちご白書をもう一度」青春の苦い思い出表現

ユーミンはかつて「学生運動」をモチーフにした歌を作りたいと思っていたそうです。ラジオ番組「ユーミンコード」でそう語っていました。そこに持ってきたのが、「いちご白書」というアメリカのコロンビア大学で起こった学生紛争をテーマにした映画です。歌ではかつてこの映画を一緒に見た恋人との思い出が上手く語られています。この歌はバンバンに提供した歌になりました。いい歌です。
メイクドラマ

メイクドラマ3「アフリカの月」と「ポートメリースー」西岡恭蔵&KUROのブルースジャズ

西岡恭蔵さんとKUROさんコンビによるブルースジャズ調の歌は最高です。二人で外国を気ままに旅をしながら作った旅歌です。その土地の人々の空気を吸い込んで、まるで長く住んだネイティブのような歌が素敵です。とても常人には真似のできないブルースです。
メイクドラマ

メイクドラマその4 歌の奥行きとその世界観:「クリスマスはカリプソで」

「クリスマスはカリプソで」という曲をご存知でしょうか? この歌はとてもスケールが大きな曲でカリブ海の島からアメリカ大陸の方へ、出稼ぎに来た男のクリスマスを心待ちにする心情がよく描かれています。歌詞が素晴らしくて男性のふるさとの島の家族を想う気持ちの表現には見るべきものがあります。
メイクドラマ

ユーミン「ハルジョオン・ヒメジョオン」のスゴさとは? メイクドラマ曲その3

ユーミンこと松任谷由実さんの、歌の素晴らしさは、そのドラマメイクの妙にある。彼女の歌を聞く人には、その映画的な光景がまるで目の前で追っているドラマのように目に浮かぶという技法に長けているのです。そのために、「時間的奥行き」「空間的広がり」の技法が駆使されているのです。
メイクドラマ

メイクドラマ曲 その2 「燃えるキングストン」の場合

名曲を作り出す早道は、ドラマ仕立ての曲を作ることです。ドラマメイクとは歌詞を聞けば映像が浮かぶような言葉を使うということです。別な言い方では、「動き」を含む言葉や、「情景」の浮かぶ言葉など画の伴う言葉を多く使うことです。
メイクドラマ

メイクドラマ曲その1「悲しいほどお天気」【歌の「時間的奥行き表現」について】

ユーミンこと松任谷由実さんの作詞、作曲による「悲しいほどお天気」は優れたドラマメイクの傑作曲である。空間的広がりと時間的奥行きが饒舌に駆使され、ある女性のまるで半生ドラマのような仕上がりとなっている。大学時代に恋人と一緒に志した絵画への道、挫折と別れ、断ち切れない過去への未練と今が饒舌にストーリーメイクされた一曲なのです。
メイクドラマ

最初に考えるべき三つの基準

シンガー・ソングライターを目指しているあなたに、ここでは楽曲の芸術性を決定する三つの基準について解説します。まず第一には、歌の「メイクドラマ」性がどの程度映像的に成立しているのかということが重要です。そしてその他には歌全体に時間的奥行きや空間的広がりというものが、どのように導入されているかで、歌の作品としてのスケールが決まります。
メイクドラマ

【曲(歌)の良し悪しを決める基準とは】

歌(曲)の良し悪しは一体何によって決まるのか? それは様々です。ここでは、作詞の部門に関する良し悪しを決めるにあたって、まずメイクドラマであることを前提に「時間的奥行き」「空間的広がり」「究極の言葉選び」の三つの要素を大切にして追求していくことだという話を展開します。