「曲の新しさ」と「斬新さ」はイコールではない

コーヒーブレイク

息の長い曲作りを目指すあなたへ

昨日、今日できた曲(歌)は確かに時期としては新しいものですが、それがそれまでにはないような斬新なもので、音楽のレベル的に高いのかと言えばまた別問題となります。

そこが、単に科学のように新しいものは古いものよりも進歩しているというのとは大きく違う点であります。

例えばクラシック音楽が今でも愛されるのもそこに所以があり、60年代のビートルズなどが今でもBGMでよく流れたりするのにもそこに由来するのです。

また主にアイドルなどは、はじめから消費期限を決めて配信しているのが商業コマーシャリズムの常套手段にも見えます。歌もそうだし、そのアイドル自体にも卒業という名の消費期限付きアイドル活動形態が多いようです。

現在のように目まぐるしく流行りのコンテンツが移り変わっていく時代には、3年や5年の世代の違いでも、既に知らない歌があり、懐かしい歌というくくりのバスケットに放り込まれたり、忘れ去られたりということが頻繁に起こっているのでないでしょうか?

また、ある世代にとっては、或る時期にヒットしてよく支持された歌でも、シニアの私にとってみれば接点のないままに、スルーしてしまったような形になっているものも多いです。

もしかしたら、今の若い年齢層の人たちには共通の何かを共有できる「世代性」というそのものが消滅してしまったのかも知れないとさえ思えるのですがどうでしょうか。同年代ではあっても同世代とは言い切れないとか。

■息の長い曲の条件とはどんなことなのでしょうか?

思い当たる事では、いくつか定義できることかあるかも知れません。
例えば、
〇たくさんの人がその歌をカバーしている。
〇放送メディアなどでBGMとして、割とその歌が流されている。
〇CMに採用されたり、CMのバックに流れたりする。
〇ドラマやバラェティ番組のオープニングテーマ曲として使われる。
また、番組の中でのある場面のBGMとして使用される。
〇映画のテーマ曲として使われたり、BGMとして使われたりする。
〇カラオケでの使用が多いとか、YouTubeでの視聴回数が多い。
こんなことはどうでしょうか?

ただしそこにも落とし穴はあり、玉石混交の場合も多いです。例えば、カラオケで歌われることの多い歌であっても、本来ならばその良し悪しは1曲1曲別途検証されなければなりません。

私の思いつくことでは、ユーミンのデビューアルバムの「ひこうき雲」という歌が、何十年か経た後にジブリ映画のテーマ曲になったとか、テレビ番組「なんでも鑑定団」のオープニング曲がビートルズの「ヘルプ」という曲だったりすることなどが、それです。

■例えばテレビ番組「帰れマンデー」使用BGM

BGMでは、先日テレビで「帰れマンデー」という番組を見ていたところ、山間のバス路線を歩きとバスで目的地へと向かう過酷なバラェティ番組なのですが、「ルージュの伝言」の曲(ユーミン)や「カイト」(嵐)が流れていました。

その他ググってみたところでは、以下のような曲名が出てきました。
・「Bumble& Stingers」(グループ名)の「Nut Rocker」(タイトル)
オリジナルは「くるみ割り人形」
・オルガー「威風堂々」
・「希望の轍」(サザン)
・「ロビンソン」「楓」「空も飛べるはず」(スピッツ)
・「今宵の月のように」(エレファントカシマシ)
・「歩いて帰ろう」(斎藤和義)
・「カタオモイ」(Aimer)
・栄光の架橋(ゆず)
・シンデレラボーイ(作詞:石原慎也、作曲:Saucy Dog(((()
・虹の中で(作詞:岡田ケイスケ、Show.yanai)
・春の歌(スピッツ)
・The Answer(サチアレ)
・WINDING ROAD(コブクロと絢香)
・岬めぐり
その他
などの歌(タイトル)がありました。

これらは曲の出来映えは別として、歌詞部分については玉石混交か
も知れません。

BGMまとめ

またその他、いろんな番組のBGMで私の聞き覚えのある歌では、
「風をあつめて」(はっぴいえんどのアルバム「風街ろまん」1971年)、
「夢の中へ」(井上陽水1973年)などがあります。また、さすがにビートルズはよく聞きます。

一般的には、BGMとはサラリと聴けて場面の邪魔をせず、引き立てる効果が期待されるでしょうから、癖の強いコテコテの演歌などは向かないと思います。

ちょっと癖のあるところでは吉田拓郎氏の「人間なんて」という歌が、女性の声でカバーしたサッパリ歌声に代えて使用されていたりと言うこともありました。

案外不思議なのは、ボブ・ディラン氏の、あの癖の強いシャガレ声そのままでBGMとして使われることが多いことです。誰の声かが直ぐにわかってしまう特徴のあるディランの曲そのもののすばらしさ故のことかなとも思います。

ちょっと話は外れるのですが、私が時々立ち寄るうどん屋さん(チェーン店)でいつもBGMにジャズが流れているんです。歌のない演奏だけの音楽ですが、これがとても心地よくていいんです。

お店のBGMとても大事です。飲食に限らずどんな店舗でも、やはりBGMの工夫は必要ですね。生活の至る所に音楽ありです。

因みに私は寝床に入る時、自分で曲を選んで編集したCD(加川良さんの曲集)をかけます。相当な曲数が入っているのですが、最初の1,2曲を聴くうちにもう眠ってしまっていることが多いです。

ウォウォウォウォォォ~~~ウォウオ~
ボブ・マーリーが逝っちゃった
ガンジャマウンテンの頂きへ
ボブ・マーリーが逝っちゃった
アフリカマウンテンのテッペンだ
ウォウォウォウォォォ~~~ウォウオ~

ウォウォッ…と、まず遠くから声が聞こえてくるのです。
こんな感じで聴いているうちに、いつの間にか記憶が無くなるのです。ほぼ毎日。これぞセルフBGMとでも言うのでしょうか。

歌声で入るイントロが素晴らしく、間奏やバックでのフルートなどの管楽器の音もとても効果的な芸術的仕上がりとなっています。

因みに「アイ&アイ」という加川良さんの曲です。

この記事を書く間も、他の仕事中にもテレビやラジオ等をBGMとしてかけていることが、私の場合はとても多いです。無音の中で何かに集中することが、僕には寂しさという苦痛がはたらくので生活全般にBGM的なものがあると安心する質ですから。

このように、BGMの世界で息長く使われる音楽というのも、貴重なものだと言えるでしょう。

以上、とてもゆるーい定義のようなものですが息の長い曲というもの一定の条件のようなものを提起できたのではと思います。
まぁ、結果論的なものではありますが、貴方もそのようなものを目指して歌作りをされてみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました