レコード盤視聴は本当に流行ってる?

コーヒーブレイク

■レコード盤視聴はブームか?

最近、リサイクルショップのホビーショップに行ってみた。
けっこう、LPレコード盤やEPレコード盤の売り場が拡大していた、
鍵のかかったケースには、往年の洋楽の名盤が高値で並んでいた。その中に、細野晴臣の昔のLPレコードが13800円で出ていたので、「ほーっ」と思った。

細野氏は、「はっぴいえんど」→「ティンパンアレー」→「YMO」と今や世界的に有名であるアーティストかもしれないが、メディアへの露出が大きいわけでもないし、どちらかと言えば玄人受けの大御所、或いは影の仕掛け人のイメージが強い。

知る人ぞ知る人物だから、その辺の人に聞いても「だれ?」とは言われないまでも、詳しく説明してくれる人は少ないだろう。だから、その評価が¥13600という相当な高さであったことにもあらためて感心した。もちろん細野氏の音楽レベルは非常に高い。

にしても、レコード盤のアナログな音がそんなに売れるほど好まれているのであろうか?
私のような素人には、聴き比べてもその決定的な違いは分からないかもしれない。そしてどんな人が主にレコードを買うのだろうか?

元々持っていたものを手放した人は、今や年寄りの僕たちの世代だろうけど、それを買う人達はいったいどんな世代なのだろうか? これは、一次的な流行りかそれともそれ以上の出来事なのか?

シティー・ミュージックとして、日本の古い昭和の曲が海外で受けていると聞くが、それらもレコード盤で聞く人達が増えているのだろうか? 確かにレコード盤には不思議なリアリティがあるように感じられるが疑問は尽きない。

得意な現象だと思うが、山下達郎さんはここに来て過去のレコードアルバムを予約限定販売という形で、再販しているとのことである。それらが完売しているというのだから驚きである。供給側のレコード盤のプレスに限界があるとかで限定発売であるというものらしい。

■CDは売れている?

次にリサイクルショップのCDの展示されている棚にいくと、J-popの棚であっても私の知らない人達の知らない歌(音楽)ばかりが並んでいる。藤井 風、Vaundy(バウンディ)等々かなりブームが来てるらしいが、僕がコメントできるほどにはほとんど内容を知らない。

ヒットしていても、ブームでも僕の耳には届かない世の中って、なんでこんなことになってしまったのだろう。本当に「多様性」という一言で済まされる問題だろうか?

でもこれじゃぁCDは売れないよね。配信ではそれなりに数は稼ぐかもしれないが、一人一人の若い人たちがイヤホンで聞く分には周りにいる人には何も伝わらない。もちろんその良さも。

他者と共有できなければ波は起こらないだろう。
だから、売り場の雰囲気にもに力がない。同世代であっても個人個人へと分断された人達がパラパラとそこを通り過ぎるだけだから。

今や世代の連帯や共有の希薄さは普通なのだと思う。
なのに、配信の影響力は強いのだろうか、ライブには大勢の若い人たちが集まるのはなぜ?と思ってしまう。そのあたりのカラクリが私にはわからない。誰か教えて欲しいくらいだ。

■「配信」?? 

配信のカラクリとはどんなものだろうか。自由自在に自分の好きな曲をダウンロードできるのだろうか。カラオケのように、検索してもそれはありませんということが多いということはないだろうか? 腹が立つほどカラオケには、ほんとうに歌いたい曲が入ってないのよね。

配信にそういうことが無ければ、やってみようかと思うこの頃ではあります。

さて、20代、30代の人達に聞いてみたいのです。
「シティミュージックと言われる昭和の歌についてどう思いますか?」
「あなたは、レコードプレイヤーとレコードというものを持っていますか?」
「それらを持っている人に聞きます。どの程度それを使って音楽を聴きますか?」
「聴いた感じはどうですか?」

これらの問いに、返答のコメントをくださる方があれば、是非とも宜しくお願いします。
それと、おすすめの楽曲などあれば紹介ください。

■久々にタワーレコードに行ってみた

タワーレコードは、今のところ私の住む地方都市にもある。しかし、CDが売れない時代に突入している今、何時撤退するのだろうかという心配はある。できればこのまま撤退せずに続いて欲しいと思うのは私だけだろうか。

さて、店舗内の商品展示の在り方には、以前とは違うかなりの変化を感じた。
新しい今時のアーティストたちの商品がまず入るとすぐに並んでいるが、何とも焦点化されていないような気がした。

それと違って、かつてのヒット曲で、今でいう話題の「シティミュージック」の曲たちの並びが大幅にアピールされていた。いわゆる昭和のPOP音楽の面々である。やはりシティミュージックという実体は噂的な話題だけでなく、ここにも確かに存在したのだと思った。

当然ながら、そこには山下達郎氏の過去のアルバムが、何種類もズラリと並んでいた。

それと、中森明菜のアルバムがいくつもの種類ズラリと並び、また、その当時の歌手たちのヒット曲がそこそこに並んでいた。それらもまさしく昭和の歌謡たちである。

さらには、細野氏の古いアルバムのCD盤などがあり、当時流行ったほどではなくマニアックなものである。細野氏は時代と共に評価が大きくなる人物なのであろうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました