■バイバイグッドバイサラバイ
斉藤哲夫:作詞・作曲はるか遠く君の歌が聴こえる
懐かしい心の歌
古めかしいあのピアノにのせて
ささやかな心の歌
窓にもたれ流れにまかせて
バイバイグットバイサラバイ昨日の悲しみは
バイバイグットバイサラバイもう聴こえない夜毎悲しい影がドアのすき間から
顔をのぞかせるけれど
こよい一晩中空に聴こえる君の歌
遠く近く君はやってくる
屋根の上で耳をすませて
バイバイグットバイサラバイ僕の嘆かいは
バイバイグットバイサラバイもう聴こえない
バイバイグッグッグッバイバイグッグッグッ
バイバイグッグッグッ心から歌おう
バイバイグッグッグッバイバイグッグッグッ
このやるせない気持ちバイバイグットバイ夜のとばりが切なく降りる頃に
今日も聴こえる君の歌
古めかしいあのピアノにのせて
昔なつかしい心の歌
真夜中に全てを忘れて
バイバイグットバイサラバイ僕のなきがらは
バイバイグットバイサラバイもう聴こえないバイバイグッグッグッ
この歌は、斎藤哲夫さん自身がずっと引きずってきた「君の歌」なのでしょうか。君の歌は懐かしく、古めかしく、ささやかではあるけれども実に心地良いものなのでしょう。君とは、女性などの恋愛の対象ではなく愛好するアーティストでしょうか。でも、そこから決別して新たな境地の歌の場所へと進もうと決意したのでしょうか?
■グットタイムミュージック
斉藤哲夫:作詞・作曲Good time music 聴かせてよ
Good time music 夜となくいつになく心沈んでる
ふさぎがちうす曇り空君に
(Good time music)心の中まで
(Good time music)洗い流してくれるあの歌何気なく窓越しに耳寄せれば
淋しがり屋皆んなが歌い出す
(Good time music)あの歌さえあれば
(Good time music)憂鬱そうな気分も晴れるあの歌その日暮らしのバイオリン弾きの悲しいmusic
あなたの精一杯の人生の歌を聞かせて心の中まで
(Good time music)洗い流してくれるあの歌
その日暮らしのバイオリン弾きの悲しいmusic
あなたの精一杯の人生の歌を聴かせて街中の賑やかさ消えてものみな淋しく眠りに入れば
(Good time music)薄い一つの光
(Good time music)心に灯をともしてくれるあの歌がある聴かせてよ
(Good time music)夜となく
(Good time music)続く限り
(Good time music)あなたの歌を・・・
(Good time music)聴かせてよ
(Good time music)夜となく
(Good time music)続く限り
(Good time music)夜となく
(Good time music)聴かせてよ
(Good time music)夜となく
(Good time music)
(Good time music)
これは、はじめの歌に関するアンサーソングでしょうか?
「グットタイムミュージック」とは昔懐かしい、古き良き時代のオールディーズのような音楽でしょうか。これを聴けば、沈んだ気分のやるせない気持ちも洗い流してくれるようなハッピーソングなのでしょう。
そんな歌が「その日暮らしのバイオリン弾きの、悲しい精一杯の人生の歌」なのですね。
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独特のサウンドが今も異彩を放っている
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斎藤哲夫氏によるこれらの歌、その曲想はいずれも異次元の完成度の高い歌であります。
メロディ、コーラス、歌詞、どちらも透明感があり偽善を装わない潔さというようなものを感じます。そして、他の追随を許さないほどの独創性に溢れている。
なのに、私はその素晴らしさについて上手く説明ができません。そして、なぜ説明できないのかもわからないでいます。
これらは70年代も前半の古い曲ですが、そのころから、いつも「名曲」として私の胸の奥で輝いていた曲です。
・メロディがイケていて、コーラスなどに遊び心がある。
・音楽の楽曲全体が、スケール大きく突き抜けた感が心地よい。
・男女のチマチマした恋バナなどではない。
・繰り返しのリフレイン部分が上出来である。
・斎藤哲夫さんの声質の高音領域が、とても素晴らしい歌唱力で他の歌手には、なかなか真似ができないものである。
斎藤さんの歌は昔はライブハウスに聴きにいったこともありました。最近のものもYouTubeで聞く事も出来ます。
ただ、氏はもうだいぶ前に脳梗塞かなにかで健康を害されてからは、得意の高音部分の歌唱は避けておられるようです。
それでも、歌われておられるのはこの世代特有の無類の音楽好きな点と、最も音楽を楽しむことを生きがいとする世代であるが故の粋さなのでしょう。ある意味で感動ものです。
グットタイムミュージックの「その日暮らしのバイオリン弾き」とは、いったい誰? 自分のことの例えなのでしょうか?
是非、最高の出来栄えのアルバムの中の曲を聴いてみてください。最高のアレンジ、最高の歌声を聞いてみて欲しいのです。名曲とは何かについて、一つの答えがそこにあります。
斎藤哲夫さんとはどんな人?
アルバムアーティストとしてリリースしたアルバムはたくさんありますが、私は以下の
1973年 「バイバイグットバイサラバイ」
1974年 「グットタイム・ミュージュク」
1975年 「僕の古い友達」
のアルバム三作品の出来がいいなと思い、過去によく聞きました。
「グットタイム・ミュージュク」では、幻のグループと言われるシュガー・ベイブをコーラスに迎え、山下達郎氏がコーラス部分のすべてを担当したとのことです。
それは、今やすごいことです。この歌の一つの聴き所ですね。
メロディアスでポップなセンスあふれるこの楽曲を聞いてみてください。ビートルズの影響も公言されているとのことですが、これらのアルバム以前のアルバムはボブ・ディランの影響が強かったように感じます。
いずれにしても、音楽性の高いアーティストの影響を受け、自らも高い音楽性のオリジナル楽曲を生み出すという、典型例だと思います。
いつまでも残しておきたい名曲の記憶をあなたと共有していけたらと思います。検索して視聴されることをおススメします。貴方の曲作りにもピントとなることでしょう。
これ以上の説明は今の私にはできそうもありません。そこで、この際ですから音楽好きな知人にコメントを求めてみました。
知人K君の分析を端折らずにそのまま載せますh2>
思い出しますが、「グッド・タイム・ミュージック」の冒頭の出だしの「グッド・タイム・ミュージック〜♪」が耳に入った瞬間、そのリズムも相まって(あぁ、洋楽か… )と思ったんです。
次にすぐ「聴かせてよ〜♫」と日本語が続いたので(えっ?! 和楽?!)とちょっと驚きがあったのを覚えています。
あとは一気に最後まで聴き惚れましたね。曲の構成・アレンジがあまりに完成されていたので…。
最初のコーラスの声が自分のよく知るビーチ・ボーイズそっくりだった時点でもう曲に引き込まれました。
電子オルガン?の耳に残るゴスペル風イントロから入る哲夫さんのちょっとソウルフルな唄い出し、また次に来る裏の「アァ〜、アァ〜♫」のコーラスが非常に良いですね。
哲夫さんの高音のノビも非常に心地良く、オルガンに合わせヴァイオリンでカッティングされているのも聴こえるんですが、二番あたりのサビからは別のヴァイオリンがコーラスと合わさり重奏感を増しています。
ラストはクラリネット等の楽器も加わりバンド演奏の雰囲気を高めていますね。そしてラストの哲夫さんの声が次第に遠くなる様なアレンジも良いです。
70年代前半ですか、よくこんなレベルの高い曲を作るひとがおられましたよね。コーラスの良さを思う存分使ってて。
やっぱり曲の中での有効的なコーラスって素敵なんだよなぁ〜。
(白状しますが僕はコーラスフェチです…。)
「バイバイグッドバイサラバイ」ですが、ちょっと語弊があるかもしれませんが、哲夫さんは、気のせいかもしれまでんが、かなり洋楽的曲作りのひとじゃないんですか? もしくは普段からこういう「日本人には珍しいノリ(フィーリング)」の音楽の人?
出だしはアコースティックギター一本でのアルペジオから入ってますが、Paul McCartneyもよくアコギ一本で印象的な曲「Michelle」や「Bye Bye Blackbird」等の名曲を作っています。
ポ-ルはベース奏者らしく、途中、マイナーなキーをポ〜〜ンと何気に入れて不安定な気分を作っているのが面白いですね。(哲夫さんの曲をよく聴くとヴォーカルもドラム?もわざと主旋から外してますよね。)
そしてラストのピアノのジャズ風ソロの方が、僕には古きよき時代のアメリカの酒場での「グッド・タイム・ミュージック」に聴こえます。
黒人音楽を発展させた、リズムの強調を目的とした右手のメロディーとマーチに起因する左手の伴奏を合わせ、遅れやズレを使ったシンコペーションを使ったラグ・タイムと言うんでしょうか。
曲の感じとは、このように説明するといいのかと、とても参考になりました。感謝です。でもやはり音楽をヤル人だからこそできる説明なのかなとも感じました。分析的な説明にいちいち頷いてしまう私でした。まさに、これらは彼が説明してくれているような歌なのです。
■グット・タイム・ミュージック(アルバムから)
https://www.youtube.com/watch?v=9lsUDa3F8D0
■バイバイグットバイサラバイ(アルバムから)1973年版
https://www.youtube.com/watch?v=FL8cgohqYOU
(ライブ)


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